1女性器周辺

デリケートゾーン・女性器や周辺にできもの(イボやぶつぶつ)・しこり・潰瘍・皮膚のただれができた

さくら
デリケートゾーンにイボやブツブツができたみたい、なんだろう?
まちこ先生
デリケートゾーンは汗腺も多く皮膚の分泌が多い上に、ムレやすく高温なことから様々な雑菌が繁殖しやすいので様々なトラブルが起きやすいの。

デリケートゾーンにイボやブツブツができる細菌やウィルスは様々あるので、主な病気と症状の特徴を解説するわね。

分類 病名 形態
性病では無い アテローム(粉瘤腫・ふんりゅうしゅ) 炎症によるニキビ状の突起
性病では無い 脂肪腫(しぼうしゅ) 炎症によるニキビ状の突起
性病では無い 毛包炎(毛嚢炎症) 炎症によるニキビ状の突起
性病では無い 化膿性汗腺炎 炎症による病変
性病では無い バルトリン腺炎 炎症による病変
性病が原因 尖圭コンジローマ 性病によるできもの
性病が原因 性器ヘルペス 性病によるできもの
性病が原因 梅毒 性病によるできもの
性病が原因 皮膚カンジダ症 性病によるできもの
性病が原因 軟性下疳 性病によるできもの


なんらかの炎症が原因のできもの

さくら
炎症が原因でブツブツができるの?
まちこ先生
デリケートゾーンは元々汗腺(汗を分泌する腺)が多く膣からもおりものなどの分泌物が多い上に、肛門や尿道が近く汚れが溜まりやすいので皮膚や汗腺、毛根がつまり炎症を起こしやすいの。

そして炎症ができると中に膿が溜まりイボやブツブツができやすいのよ。

アテローム(粉瘤腫・ふんりゅう)

アテロームとは(粉瘤・ふんりゅう)とも呼ばれる皮膚の下にできる袋状の良性の腫瘍の一種です。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン、顔、首、背中、耳のうしろ
  • 形状:皮膚の盛り上がりがある数mmから数cmの半球状のしこりで、中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫するとドロドロしたネリ状の物質が出る。
  • 原因:皮膚から剥げ落ちる垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに皮膚をふさぎ、皮脂が排出されずにたまり炎症を起こし化膿し隆起します。

時間とともに皮脂が溜まり少しずつ大きくなり雑菌が入り炎症を起こし、炎症になると潰れやすくなります。

脂肪腫(しぼうしゅ)

脂肪腫とは皮膚の下に脂肪細胞が増殖してできた脂肪のかたまりで良性の腫瘍です。

  • 良くできる場所:背中や肩のまわり、おしり近辺のの皮下組織
  • 形状:5cm以上の比較的大きく薄い膜におおわれ、こぶのような盛り上がりができます。
  • 原因:詳しい原因はわかっていません。
毛包炎(毛嚢炎症)

毛包炎とは(毛嚢炎・もうのうえん)とも呼ばれる毛穴の根元にできる炎症で、毛穴にブドウ球菌が感染し炎症してできるニキビのようなできものです。

  • 良くできる場所:デリケートゾーンやその周辺と肛門付近
  • 形状:中心に白い膿が溜まった小さなできもので、ニキビのようなブツブツができます。
  • 原因:毛穴の奥に毛根を包んでいる毛包という器官がありますが、ここに黄色ブドウ球菌や緑膿菌などの雑菌が入り感染し発症した炎症で、皮膚の汚れ、生理、などで毛穴がつまると起こりやすくなります。

発症初期は症状が無く赤い発疹が現れる程度だが、時間の経過とともに膿やしこりが大きくなるとかゆみや痛みが出てきます。

化膿性汗腺炎

化膿性汗腺炎とは、汗腺(汗を出す器官)に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの雑菌が感染し炎症が起きた化膿症の病気です。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン、わきの下や肛門の周り、乳房の下
  • 形状:皮膚の毛穴が赤く腫れて痛みが出るアポクリン線やその周囲に膿が溜まる
  • 原因:摩擦や汚れで毛穴が塞がれて汗がつまり、色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などが感染し炎症が起こり膿が溜まることで発症します。
バルトリン腺炎

バルトリン腺炎とは、膣口付近にある分泌液を出す器官が雑菌により炎症を起こす疾患です。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン「恥丘(ちきゅう)や大陰唇」
  • 形状:デリケートゾーンにできる脂肪組織や繊維組織のかたまりで赤く腫れて痛みが出ます。
  • 原因:バルトリン腺が汚れなどでつまり、ブドウ球菌や大腸菌などが感染し炎症を起こします。

「バルトリン腺は小陰唇の付け根付近、腟口の左右にある小さな分泌腺です。」

性病が原因のできもの

さくら
性病が原因でできものがデリケートゾーンにできる場合もあるの?
まちこ先生
デリケートゾーンは性行為により必ず接触する部位だし、皮膚との直接接触で感染しできものなどの病変ができる性病は様々あるわ。

女性器や周辺にできもの(イボやぶつぶつ)ができた場合

さくら
デリケートゾーンにイボやブツブツができたらどんな性病が考えられるの?
まちこ先生
イボやぶつぶつができる性感染症はいくつかの種類がるけど、発生頻度が高いものに尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、梅毒のがあるわね。

女性の尖圭コンジローマが原因のイボやぶつぶつ

尖圭コンジローマは、性行為による患部の接触でヒトパピローマウイルス(HPV)が感染し鶏のトサカ状のイボができる病気です。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン、大陰唇や小陰唇、腟口、尿道口、肛門
  • 形状:茶色の鶏のトサカかお椀を伏せた形のようなイボができ、進行とともにイボの数や大きさは増していく。
  • 原因:ヒトパピローマウイルス(HPV)が性行為による接触で感染し発症する。

初期では外用薬などで治りますが、増えてしまったら液体窒素やレーザーメスを使った外科的治療が必要になることもあります。

このイボは外科的手術で取り除くことができますが再発例が多く、25%ほどの人で再発するとされます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がんの原因ともなるウイルスですが、尖圭コンジローマを引き起こすのは「良性型」で、子宮頸がんの原因となるのは「悪性型」のウイルスであり、「良性型」ウイルス型ではイボはできるものの子宮頸がんにはなりません。

参照記事:尖圭コンジローマ|軟膏を塗布するかレーザー治療、液体窒素で除去

女性の性器ヘルペスが原因のイボやぶつぶつ

性器ヘルペスは日本国内で報告される性感染症では女性で2番目に感染率が高い病気で、病原体のヘルペスウィルスが性行為による接触で感染し発症する病気です。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン、外陰部、肛門周辺、おしり、口など
  • 形状:水ぶくれ、潰瘍が破れて強い痛みを伴うこともある。
  • 原因:性行為(オーラルセックスを含む)による患部の接触で病原体ヘルペスウィルスが感染し発症する。

デリケートゾーン、外陰部、肛門周辺、おしり、または口に感染すると水ぶくれや潰瘍(ただれ)ができ、水ぶくれが破れると排尿時や歩行時の痛み、発熱がみられることもあります。

抗ウイルス薬で比較的早く治りますが、再発することが多く1年以内に8割の患者が再発を経験すると言われています。

再発の場合は初感染の場合よりも軽症で済むことが多く、形成される水泡の数も少なく治るまでに必要とされる期間は短くなっています。

参照記事:性器ヘルペス|ウィルスが体内に残り再発することが多い

女性の梅毒が原因のイボやぶつぶつ

梅毒トレポネーマと呼ばれる病原体の感染で発症し4つのステージを経て病状が進行します。

  • 良くできる場所:デリケートゾーン、口、足の付け根、首
  • 形状:梅毒第一期:痛みの無いしこり 梅毒第二期:体中に「バラ疹」という梅毒患者に特徴的な桃色のあざのような斑点
  • 原因:性行為による患部との接触で感染し発症する。

3つ目の梅毒は近年日本で感染者数が増えている感染症です。

青カビから作られるペニシリンと呼ばれる抗生物質による治療で治療されますが、初期であれば比較的に簡単に治癒しますが病気が進むほどに治療が難しくなります。

先進国では後期である第3、第4ステージの患者が見られるケースは非常に稀です。

参照記事:梅毒「感染経路は性行為、妊娠中、出生時の母子感染による、ペニシリンにより治癒するが病期を経て進行し第三期以降は治療が難しくなる。」

女性器や周辺にしこりができた場合

さくら
デリケートゾーンにしこりが有る場合はどんな病気が考えられるの?
まちこ先生
感染部位にしこりが形成された場合に最も疑われる病気は前述の梅毒で、感染すると性器や口、肛門やどの粘膜または皮膚に痛みの無いしこりができるのよ。

この病気は梅毒トレポーマという病原菌に感染することによって起こります。

「感染部位のしこりが確認できるのは4つのステージのうち最初期の第1ステージで、このしこりは指で圧迫しても痛くないのが特徴です。」

梅毒は現在では早期治療により完治しますが、進行するほど治療が難しく妊婦が感染者であった場合、胎児は胎盤を経て感染し、先天性梅毒となるため死産や流産となる確率が高くなります。

また、3分の2の胎児は無症状で生まれてくるとされているものの、生後数年で肝臓や脾臓の肥大、発疹、発熱、肺炎や神経梅毒と言った症状が現れるようになります。

参照記事:梅毒「感染経路は性行為、妊娠中、出生時の母子感染による、ペニシリンにより治癒するが病期を経て進行し第三期以降は治療が難しくなる。」

女性器や周辺に潰瘍・皮膚のただれができた場合

さくら
デリケートゾーンにただれや潰瘍があった場合はどんな病気の可能性があるの?
まちこ先生
女性器や周辺に潰瘍・皮膚のただれが現れた場合に疑われるのは軟性下疳という性感染症で、国内では比較的珍しい病気とされており、大半は感染者の多いと東南アジアやアフリカ、南米地域で地域で感染者との性的接触によって感染するケースが多いの。

この病気では性器に豆粒ほどの大きさの柔らかいコブができ、その後にコブがつぶれて潰瘍となるため、患部に触ると強く痛みます。

また、口内に感染するケースもあり、その場合は口内に小さな潰瘍が形成され太もものリンパ節が腫れ、強く痛むようになります。

参照記事:軟性下疳(なんせいげかん)|菌が原因で性器周辺の皮膚や粘膜に潰瘍ができる

その他、梅毒やヘルペスが摩擦などでつぶれた場合もただれや潰瘍になる場合もあります。

女性器に症状があった時の検査

性病は症状が軽いので、軽視されたり気が付かないなどの理由で放置されがちですが、治療が遅れると重い後遺症に一生悩まされることになります。

「早期発見と早期治療のために気になる症状があればしっかり検査をしておきましょう。」

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