亀頭包皮炎

ひろと
男性器の皮膚に異変が起こる病気ったあるの?
さくら
女性のおまたの皮膚も気になるわ。
まちこ先生
男性器には亀頭包皮炎、女性器には外陰炎という病気があるわね。

亀頭包皮炎と外陰炎

一般的な性感染症とは異なりますが、性交渉や外部からの刺激、雑菌の侵入や常在菌や真菌(カビ)の繁殖などで性器周辺に炎症やかゆみ、違和感などを覚える症状があります。

それが男性の亀頭包皮炎、女性の外陰炎です。

亀頭包皮炎は包茎の人がかかりやすい病気で、亀頭や包皮部分が赤く炎症を起こして腫れ、痛みやかゆみなどの症状が起こります。

原因となる菌はさまざまな雑菌の他に黄色ブドウ球菌や大腸菌といった常在菌が原因になることもあります。

また女性から淋菌やカンジダが感染して発症することも多い症状です。

女性の外陰炎も細菌やカビ、ウイルスなどのほかに外陰部を不衛生な状態にしておくことで起こります。

常在菌である大腸菌や黄色ブドウ球菌が繁殖して発症の原因となることもあります。

発症すると強いかゆみや患部の腫れ、ただれなどが起こり、排尿時や性交時に痛みを感じるようになります。

いずれの場合も性交渉や自慰、洗いすぎや下着や締め付け感のある衣服との接触などで亀頭や包皮、外陰部に小さな傷ができて、そこから雑菌が繁殖することが原因です。

放置しておくと鼠蹊部リンパ(足の付け根)まで炎症が広がって腫れたり発熱を起こしたりすることもあるため、早期の治療が必要と言えるでしょう。

病原体

雑菌や真菌の他に大腸菌や黄色ブドウ球菌といった悪玉菌の繁殖、カンジダ、淋菌やトリコモナス原虫が原因となり発症する場合があります。

参照記事:カンジダ「健康な人でも持っている常在菌で、疲れやストレスなど抵抗力が落ちることで発症する。」

参照記事:淋病(淋菌感染症)「感染力の強い病原体の細菌が性行為により性器、尿道、喉感染し、10代後半から30代に感染者が多い。」

参照記事:トリコモナス「原虫が性器内に入り込み炎症をおこし、性行為による感染以外に下着、タオル、便器、浴槽の共有での感染もある。」

感染経路

性交渉で感染することもありますが、生理後の血液が付着する、包茎部分に垢や尿がたまるなど不衛生な状態にしておくことで常在菌が繁殖し、発症することもあります。

潜伏期間

常在菌が原因であるため、潜伏期間はありませんが、性行為が原因である場合、翌日からに発症することもあります。

感染部位

男性器の亀頭・包皮部分、女性器の外陰部

病気の症状

雑菌や細菌の種類によって症状が異なります。

亀頭包皮炎では亀頭や包皮部分が赤く腫れて痛みやかゆみを感じたり、膿が出る場合もあります。

特にカンジダ菌に感染した場合は真菌の一種であるカンジダが増殖することで腫れやかゆみの他に、白いカスがたまりといった症状が現れことも多いようです。

外陰炎の場合、赤い腫れ、痛みやかゆみが起こり、排尿に違和感を覚えることもあります。

炎症がひどくなると膿ができたり、鼠蹊部まで炎症が広がったりすることもあります。

病気の進行(合併症を含む)

亀頭包皮炎が進行すると、潰瘍になったり、尿道が狭くなる尿道狭窄を引き起こしたりすることがあります。

その結果、尿路感染症や陰茎がんなどにかかるリスクが高まります。

外陰炎がひどくなると慢性化し、皮膚が厚くなったり、粘膜部分が白っぽい色に変化し、かゆみが長く続くようになります。

検査の方法(採取検体・検査方法)

通常の治療を続けて効果が上がらない場合や直近の性交渉など、心当たりがある場合は尿道や膣からの分泌物を検査して淋菌やカンジダ菌などの有無を検査します。

男性の性病検査キット 女性の性病検査キット




治療方法

亀頭包皮炎では抗生物質の内服や患部への軟膏塗布を行います。

カンジダ菌に感染している場合は抗真菌剤や微量のステロイドを含有した塗り薬が用いられます。

症状によっては消炎鎮痛剤が処方されることもあります。

外陰炎の場合も抗生物質の内服、患部への軟膏塗布を行います。

膣錠を処方されることもあります。

またかゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤やステロイドホルモン含有の軟膏などを使用します。

参照記事:性病(性感染症)の治療「抗生剤の服用、注射、塗布により病原体の除去が中心となる。」

予防方法

亀頭包皮炎、外陰炎ともに性交渉の際にコンドームを使用することで予防につながります。

また患部を清潔に保ち、締め付けないようにして通気性をよくしておくことも大切です。

ただし患部を洗うときにはボディソープなどではなく、低刺激の洗浄料を使うようにしてください。

外陰炎は特に慢性化しやすいので、下着をこまめに取り換えるなど衛生面に気を配りましょう。

また男性の場合、包茎の手術をすることも予防の一環となります。

参照:包茎・亀頭包皮炎 臨床泌尿器科 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院泌尿器科 高橋 剛

参照:炎症,外傷など 臨床婦人科産科 大阪市立大学医学部産科婦人科 平井 光三 石河 修

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